Lateの副詞はLatelyでいいの? 英検やTOEICにも出る!副詞の間違えやすいポイント

どうも、Kすけです。
前回の「副詞の基礎」と「役割」についてでしたね。
今回は「副詞で間違えやすいポイント」です。
いくつかありますが、今日はそのうちの一つを紹介しましょう。
英検やTOEICでも出てくるところなので、
しっかりおさえたいポイントです。
副詞の作り方(基礎)
まずは副詞の作り方です。
とてもわかりやすいのが、
形容詞に「ly」をつけるパターンですね。
いくつか例を挙げてみましょう。
kind 親切な(形) ⇒ kindly 親切に(副)
He is a kind person. 「彼は親切な人です。」
⇒kind「親切な」という形容詞は、person「人」という名詞を修飾しています。
He treated me kindly. 「私は彼に親切にしてもらった。」
⇒kindly「親切に」という副詞は、treat「扱う」という動詞を修飾しています。
sudden 突然の ⇒ suddenly 突然に
Her sudden change surprised me. 「彼女の突然の変化は私を驚かせた。」
⇒sudden「突然の」という形容詞は、change「変化」という名詞を修飾しています。
She changed her plan suddenly. 「彼女は突然計画を変更した。」
⇒suddenly「突然に」という副詞は、change「変更する」という動詞を修飾しています。
他にも、
happy 幸せな ⇒ happily 幸せに real 本当の ⇒ really 本当に frequent 頻繁な ⇒ frequently 頻繁に |
などなど、例を挙げるとキリがありません。
でも、もちろんこんなに単純なものばかりじゃなくて
例外もありです。
次に、「間違えやすいポイント」を一つだけ紹介します。
Lateの副詞はLatelyでいいの?
「遅くまで残業したんだよ~」というシチュエーションを想像してみましょう。
遅いは「late」です。
だから、副詞にしたくて「ly」をつけて、
I worked lately.
と言ってしまったらどうでしょうか?
これ、全く違う意味になってしまいます。
I worked lately. ⇒ 「最近、仕事をしたよ。」
そうです。latelyは「最近」という意味があります。
*これも無理やり訳しているだけで、こんな使い方はしませんが・・・
では、なんと言えばいいんでしょうか?
答えは、
I worked late.
です。
lateは、形容詞と副詞の両方の意味があるんですね。
そして、lyをつけると
lately = 「最近」
と言う風に、別の意味になってしまいます。
*余談ですが、
Stevie Wonderの曲に「Lately」というスローバラードがあります。
「Hotter than July」というアルバムの収録曲ですが、
私がとても好きな曲です。
「最近、恋人がなんか変なんだ」
という、心変わりしていく恋人を思う、
ちょっと悲しい歌詞です。
ゆっくりで、歌詞もそれほど難しくないので、
英語の練習にもピッタリですよ!!
ぜひ、聴いてみてください。
「ly」をつけると別の意味になる形容詞の例
では、Lateだけなのかというと
他にもいくつか例があります。
① hard 「堅い」「難しい」
hardly「ほとんど〜ない」
We can hardly wait more. 「もう待てそうにない!」
② high 「高い」
highly 「とても、非常に」
I know a highly recommended cafe. 「とてもおすすめのカフェを知ってるわよ」
③ near 「近い」
nearly 「ほとんど、あと少しで」
I am nearly 50. 「俺ももうすぐ50歳だ」
④ short 「短い」
shortly 「すぐに」
I’ll be with you shortly. 「すぐにそちらに伺います」
どうでしょうか?
でも、実はここにあげたものは全て
英検やTOEICでは必修語彙ばかりです。
ぜひ、おさえておいて下さい。
まとめ
今回は副詞の応用編として、
間違いやすい副詞の使い方のひとつを紹介しました。
英検やTOEICにもよく出るポイントですが、
会話で間違えちゃうと誤解を招きます。
逆に、ちゃんと分かって使うと、
表現の幅も広がりますよね。
副詞はかっこよく使いましょう!
Kすけ